2012年11月17日土曜日

千人に一人がガンになる、というウソ。


 「1ミリSvを超えると、千人に一人がガンになる」というのが3.11以後、しばらくささやかれていました。皆さん覚えてますか?

 これの元になっているのが、 ICRP が正式見解としている「被曝量が年間1ミリSvを超えると、毎年、一万人に一人がガンで死亡する」というモノです。
 これは、NHKでも放送されたので、そのいい加減な決め方をご覧になった方も多いと思います。世界に冠たる核の御用組織の言う事なので、これがかなり甘く見積もられた数字である事は言うまでもないのですが、今回はこの数字を元に考えてみます。
 まず、「一万人に一人がガンで死亡する」のだから、「ガンになった人のウチ、死ぬのは10人に一人ぐらいだろう」という発想の元に(あくまで机上の理論ですが)「千人に一人がガンになる」という話が出てきました。

彼らが放射線由来だと認めているのは一部のガンだけですので、ココから先は私の個人的見解になります。

図にするとこんな感じ。




ではいってみましょう。

放射線の影響により、あらゆる病気が発生している事は現場を見れば明らかです。ガンになるのは最悪のケースだとすると、ガンではないけれど重度の病気になる人の10人に一人がガンになるとします。本当は100人に一人としたいところですが、少なめにします。
という事は、「100人中1人が何らかの重い病気になる」という事になります。

そして、放射線の影響は子供で大人の2倍~30倍と見解は色々ありますが(人によっては100倍かそれ以上)とりあえずココでは、3倍としてみます。
 すると、「子供は、33人中1人が重い病気になる」となります。しかも「毎年」です。重い病気とは、正常な社会生活が出来ないぐらいと考えるべきでしょう。

 さて、放射能による健康被害には現代医学では対処法が有りません。「原爆ぶらぶら病」をはじめ、ガン以外の疾患も治す事が出来ないのです。つまり不治の病です。

ではまとめです。「被曝量が年間1ミリSvを超えると、子供は毎年33人に一人が、不治の病になる」となります。

これが「千人に一人がガンになる」という言葉の裏側です。

話はこれで終わりません。
去年一年間、首都圏では0.2~0.3μSv/hの所がザラに有りました。事故後一年間、首都圏にいた人は年間、2~3ミリSv被曝しています。少なく見て、2ミリSv被曝したとすると「首都圏の子供は毎年16.5人に一人が不治の病になる」と考えられます。これだけで、とんでもない事です。

 そしてこの数字は、内部被曝を全く考慮に入れていません。外部被曝のみです。しかも、核を擁護しようという組織から出てきた数字です。実際にはもっと多いと考えるべきでしょう。
 そんな彼らの言う数字だけを見ても、「毎年16.5人に一人が病気になる」という考えを「千人に一人がガンになるだけにすり替えていたのです。

あくまでも少なく見てですよ。福島では、すでに半数近くの子供のノドに異常が出ています。そして、被害を少なく見せようと必死になっている連中でもガンだと認めざるを得ない子供がついに一人....。

皆さんはどう思います?

動画はチェルノブイリのレポート。



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